福岡タワーを自力で階段で登りました、3歳でも登れるよ!
5月13日と14日は福岡タワーの超ウルトラ階段登り大会が開催されます。何が超でウルトラなんだかよくわかりませんが、普段はエレベーターでしかいけない展望台に、非常階段で登ることができるイベントです。
毎年、春と秋の二回行われているこの大会。過去に一度、1歳の娘を連れて親子で挑戦したことがありました。そこからはや4年が過ぎ、娘はすでに5歳、息子3歳も一緒に登ってみることにしました。
一日4回、先着300名限定
行けばすぐ登れるのかって言うとそうではなくて、時間の指定があります。
①9:30〜 ②11:30〜 ③14:00〜 ④16:00〜
の一日4回行われて、各回先着300名までの限定となっています。例年はゴールデンウィークに行われていたのですが、今年は一週間遅れていたので、例年よりも人が少ないとのことでした。②の時間帯に参加しようとして11:20に着いたのですけど、30人くらい並んでたのかな。結構余裕で参加することができました。
参加費がかかりますが、駐車場が2時間無料になります
とは言っても、お高いんでしょう?
参加費は、何と
高校生以上:500円 小・中学生・65歳以上:300円 4歳以上:100円
福岡タワー駐車場が二時間無料になります。
これに、ジュースと小さな缶バッジ、そして公式記録が残ります。
エレベーター使えば大人800円のところをこのお値段!!どうですか。高いですか?
違うんです、登ることに意味があるのです。だって、普段は登れないんだよ!年に二回だけなんだよ。どんだけ限定イベント好きなんだ!
とにかく登りました
受付でお金をはらい、公式記録用紙をいただいて、いよいよ階段登りのスタートです。過去の娘は一歳で自力で登ってるので、下は歩ければいくらでも(途中で抱っこの危険性も捨て切れませんが)、上は70超えの人も登っているみたいですよ。
受付の横では健康チェックのコーナーもあるので、不安な人はここでチェックして行かれると良いですね。
階段数577段、高さは123mの展望台めがけて出発です。入り口でスタート時間を記録して、登り始める。
娘よ…早すぎる…
ちょっとちょっと、早いよ。何でそんなに早いの。おかしい、わずか5歳の娘に、日頃自転車で通勤して鍛えたこの足腰が負けるはずが…
軽快に一段ずつ登っていく娘のあとを、足取り重いおっさんが追いかけて行きます。階段の途中に今これくらいだよーって言うお知らせ看板があるんですが、現在40mだよー
あと80m以上ある…
うっそー、こんなにきつかったっけ?まだ三分の一しか来てないよ?娘がどんどんいくから、写真をとる余裕もないよ。なんか景色は綺麗だけど、太ももへの負担が半端ないです。そして、どんどんと先駆者たちを追い抜いていく娘。
あぁ、人はなぜ登るんだろう。この登った先に何があるんだろう。
もう、諦めてもいいかな…
半分越えたあたりから息も切れ始める始末ですよ。娘よ、なぜ笑っていられるんだ。ハイなのか?高山病か何かか?
100mだよーの看板を見て、あと少しだ!ここまで来たんだ!と自分を奮い立たせます。もう、太ももの痛みが出て来ています。
なんか上の方から係のお兄さんの励ます声が聞こえます。俺、頑張ったよ!あと少し!あと少しでゴールなんだ!!
ゴォォォォォォォォル!!!
早い人は8分台らしいのです
ゴールしたら記録用紙に時間を打ってもらいます。記録は9分54秒。
10分切ったどー!!!
とはいえ、娘がいたからあのペースだったけど、一人だったら無理だったなぁ。しかも、途中で前の人につっかえて止まりながらのペースですから、娘だけだったらもっと早かったのかもしれません。
しかも全然、息切れもしてないし。やっぱ子供の体力はバカにできませんね。
しかし疲れた、ジュース欲しい。なんか飲みたい。参加賞のジュースは!ジュース!ジュース!!
ジュースは下に降りないともらえない仕組みでした。
まぁ、この展望台は階段から登るような物好きな人だけでなく、一般の方もいますからね。ホイホイ配れないってことですよね。
もうね、座り込みました。真っ白に燃え尽きた灰のようですよ。うろうろする娘を追いかける気力も残ってませんよ。
それから20分後くらいに嫁と息子もゴール。3歳の息子でも、休み休みしながら登ることができました。
帰りはエレベーターで降りれます。登るのに10分かかったけど、エレベーターだとあっという間だね。すごいぞ、人間。
コーラとアクエリがもらえます
降りたら、最初の受付のところで、飲み物と缶バッジをもらって小休憩。テーブルと椅子が置いてあって休憩できるんですが、太陽の下でアッツアツになってました。せめて日陰に置いて欲しい。
ですが、この時点で、すでに2時間になろうとしている。駐車場の時間がやばい。
福岡タワーの駐車場は二時間無料になるものの、二時間を越えたら30分500円というセレブリティなお値段なのです。至急車を移動させねば!
体力に自信がある方もそうでない方も
本当に、下はうちらの子供みたいなのから、上は70歳くらいまで参加しています。別にタイムを競ったりするわけでもないし、途中で休んでも怒られたりしないので、自分のペースで登っていいんです。ガラス越しではない、福岡タワーからの景色は、本当に綺麗ですよ。ぜひ、挑戦してみましょう。
ただ、天候によっては中止もあるので、事前に問い合わせておいた方がいいです。今年は少なかったから、すんなり登れたけど、例年は多くて登れなかった人も出たみたいです。
その後、百道浜の砂浜で、延々と貝殻を集めたり、蝶を追いかけたりしている子供たちをみて、こいつらはいつになったら電池が切れるんだろうと不思議に思いました。