小学校講師のパパが二人の子育てやってます

小学校の先生ですが、三人の子育てやってます

子育てについて、役立つことや思ったこと、お出かけ情報を書いています

家庭訪問ってどうしたらいいの?聞きたいことやお願いをしたら良いですよ

この時期の嫌な行事といえば、家庭訪問ですね。保護者の方も仕事休んだり、部屋片付けたりと本当に大変だと思います。実際、なくていいと言う声も多いこの家庭訪問なんですが、やってる方も結構大変だったりします。

そもそもなんで家庭訪問なんてするの?っていう話なんです。

 

 

家庭訪問は家庭の様子を見ておくため

子どもの貧困がよく取り上げられるようになりましたが、家庭の状況はそのまま子どもに影響します。地域によって学力の差が見られるのですから、やはり家庭の経済力などは、子どもに大きく関わってくるのは間違いない。

この子の家庭はどんな状況か、保護者はどんな考え方なのか、学校に期待することは何

保護者の方と顔見知りになっておく

これも大切な役割の一つです。

 

raitinoosake.hatenablog.com

 

ここに、クレームのことを少し書きましたが、少しでも顔を合わせておくと、保護者の方からも相談しやすくなりますよね。

何か心配なことがあったら、こっちからも相談しやすいですしね。やっぱり顔を合わせておくっていうのは、とても大切なことなんです。特に学校は、子供とは一緒に過ごすけれど、その親となると参観くらいでしか会いません。

知っておくっていうだけですが、これはとても大切です。

緊急時に家庭の場所を把握しておくため

これもよくあるんですが、「まだ子どもが帰ってこないんです。」などの連絡があれば、学校の先生全員で校区パトロールです。これ、本当に理解して欲しいと思うんですが、全員出動ですからね。誘拐や事故の可能性もあるからです。

まずは、ランドセルを家に必ず置いて、どこに行くか、何時に帰るかを残しておく習慣をつけさせてください。

友達の家に行ってましたって場合が99%ですが、そのために学校中が探しに行っとるんじゃい!

会社の同僚が、「得意先の大事な書類がない!」って言いだして、必死こいて部署全員で探してたら、一時間後に「机の引き出しにありました!」なんて言われたら殺意湧きません?

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話がそれましたが、そうやって全員で探しに出る際に、家の方角が分かっていれば、そっち方向に人手を回すっていうこともできますね。

低学年の場合は、なんらかしらの理由で一緒に家に連れ帰るなどで、あらかじめ家が分かってればすぐに対応できるってのもあります。

 

 

とにかく、学校としては普段の子どもの様子からは伺えない部分を知るためには、欠かせない行事なわけですね。

 

お茶やお菓子は準備するの?

これは、正直いらないです。食べたり飲んだりしてる暇がない。

だいたい1家庭で10分話して5分で次のご家庭へと、分刻みで動いているので、時間がない!トイレとか行きたくなったらもう最悪です。

なので、お茶やお菓子を出されても手を付けないことがほとんどです。10分なんてあっという間に過ぎますからね。一時間に4家庭で1日12家庭が限界です。

それを30以上詰め込むわけですから、結構ハードワークなんですよ。

エレベーターが壊れていたマンションの10階なんて、修行でしたからね。なんで故障中だよ!

あ、でも持ち帰りのお菓子は嬉しかったりします。これ持ち帰って食べてください、とかたまにあると幸せです。あと「子どもの手作りです。」だと食べます。

聞きたいことは書いておこう、お願いもしておこう

あと、何を話したらいいの?って聞かれますが、子供のことや保護者の方の考え方、要望は聞いときたいなと思います。

また、せっかくお家に先生が来るのですから、学校の様子なんか、気になることはどんどん聞いておきましよう。それと、こうしてくださいみたいなお願いもしておきましよう。

そっちの方が先生としてもありがたいです。ただ、厳しくしてください、なぐってもいいので、っていうお願いはよくあるんですが、体罰禁止なので無理でーす。

 

特別な準備なんて必要ない

ここらへんは先生にもよりますが、最近は学校の指導として、お茶やお菓子には手を付けないなんて決まってたりもしますよ。

その後に、まだ10軒もあるのに、全部の家でお菓子でてきても流石に食べきれないでしょう。

なので、あまり心配せずに、暑かったらから麦茶くらいでいいですよ。冷たいおしぼりを出してくれるところは、本当にすごい気配りだなと思った記憶があります。これは自分の好みです。

とはいえ、この対応で子どもがどうのなんてありませんし、高いケーキなんて出さなくていいです。次の時間が差し迫っている時の、「ケーキ食べていってください。」は、地味に困ります。

せっかくの機会なので、お互いに有意義なものになるよう、お子様のことや保護者の肩の思いなどを、ゆっくりとお話できるのが一番ですね。

 

 それでは素敵な子育てを