モンスターペアレントにならないために、大切なこと
もうすっかり定着してしまったこの言葉なんですが、モンスターペアレントってそもそもなんなんだ、という話です。
僕自身はあまり好きな言葉ではないので、もっといい言葉はないのかなと思っています。だってモンペって、なんか田舎っぺ見たいじゃないですか。
こういう人たちのイメージは、だいたいがただのかまってちゃんか頭の悪いクレーマーです。カマペとかバカクレーとかはダメでしょうか。ダメですね。
モンスターになる人はどんな人?
モンスターと呼ばれてしまう原因は、相手のことを考えず、自分の都合のみで行動し、周りの全てを自分の思い通りにしようとする。ここだと思います。
なので、概ねモンスターと呼ばれている人は、地域や母親の中で孤立している、もしくは、同じような考えの数人とだけ関わりを持っています。学校現場だけでなく、それ以外の場所でもモンスターとして扱われていますね。
大抵、地域のコミュニティでも有名ですから、地域でも孤立していきます。そして、そこで住めなくなり学校を転校することも多い。そして、また孤立してどんどん周りとの交流がなくなって行く。この悪循環も非常に多いです。
結果として、誰にも相談しないしできない、周りも関わろうとしないので、電話をすれば相手をしてくれる学校や役所へと、しょっちゅう連絡をしていると思われます。
地域との繋がりが希薄になったと言われる昨今ですから、これらのモンスターと呼ばれる人たちが増えてくるのではないかと思います。
モンスターにならないために
じゃぁモンスターと呼ばれないためにはクレームは避けるべきか。それは、違います。
30人以上の子供が集まって集団生活をしている以上、何らかのトラブルはあるはずですし、先生も人間ですから間違いをおかすこともあるでしょう。自分の知らない場所で子供がトラブルに巻き込まれたら心配するのは当たり前ですし、おかしいと思ったら問い合わせて当たり前です。
問題は問い合わせる時の考え方じゃないでしょうか。
その情報は正しいのか?
クレームを入れる時は、学校の対応や周りの子供とのトラブルが原因になるのですが、そのトラブルは正しい情報なのか?を確認しましょう。
多いのが、子供のいうことを真に受けて怒ってしまう場合です。
子供のいうことはうそ(本人はそう思っていない)である場合が多いです。しかも、たちが悪いことに本人はうそと思っていない。あと、親の思っている言葉の意味と、子供の思っている言葉の意味のズレもあります。
例えば、子供がよくいう「友達にたたかれた。」ですが、よくよく聞いてみると遊びの中で手が当たっただけだったり、実は自分が先に悪口を言っていたなどの場合が結構あります。自分の都合の悪いことは言わないんですね。もしくは、相手にやられたことだけに意識が言って、自分がしたことは忘れていることもあります。
また、「みんな持っている。」っていうのも子供がよく使いますが、子供の言うみんなは自分の友達2人だけというのもよくある話です。親から「みんな携帯を持っていると言うんですが本当ですか?」って聞かれたことがありますが、その時なんて、一人の友達が持っているだけで、クラスの誰も持っていないなんてこともありました。
相手も人間
あと、先生も人間ですってことを言いたい。いや、子供たちの前では規範となるべく意識はしてますが、それでも全てを笑って許せるような聖人君子ではありません。
やはり、大人としてのやり取りは大切ではないのかと思うのです。お互いに、大人ですから。
最後まで読んでいるあなたは大丈夫
結論として、モンスターと言われないかと心配しているような人は、大丈夫ですので、あまり気にしすぎなくて良いですよ。
心配なら、周りのママ友とかと話してみると、あっさり解決したりすることも多いようですね。特に上の子がいるようなママ友に話してみると「うちもそうだったけど、今はこんなだよ。」って言われたら、悩まなくても良いんだって思えますよね。
それでも心配なら、どんどん(毎日となるとさすがにあれですが)担任と話をしてみましょう。僕としては、おうちの方が心配していることは、どしどし共有していきたいです。特に「いじめられている。」と言う場合には、すぐに連絡しましょう。
クレーム=モンスターではありませんよ。でも、まだこれらの人たちがモンスターと認識されているうちは、世間がまともだと思えるからいいのでしょう。一番怖いのは、これが当たり前になってしまうことです。